【痛風・結石の合併】ESWL(3回目)の結果、ほぼ砕ける/尿管ステントの抜去、ちょっと痛い

3回もおこなった体外衝撃波結石破砕術=ESWLですが、やっと砕けてくれました。ありがたやありがたや…

3度に渡ったESWL、これにて(一応)終了

ESWL施術後2週間、砕けた結石の出が前の2回より多かったので、かなり砕けたのだろうな、とは思っていました。

そして今日、泌尿器科の外来でレントゲンを撮ってもらったところ、いつもはハッキリ・クッキリ、大きく写っていた結石が、気を付けないと見落とすくらいに小さくなっていました。
だいたい5mmくらいで、もうESWLをせずとも自然に出てくるだろう、とのことです。もし引っかかって出てこなくても、そのときは改めてESWLを行えばいい、と。

ESWL、一応終了です。ヤッター!…と、もっと開放感があるかと思いましたが、そうでもありません。ああ、終わってしまうのか…と、なんとなく物寂しい感じがするのはナゼでしょう。
PNLで入院したときはあれほどへこたれて、助けて…と思っていたクセに、おかしなものです。

尿管ステントの抜去〜ちょっと痛いけど、今なら耐えられます

ということで、尿管ステントを抜くことになりました。右のステントは4ヶ月、左のステントは3ヶ月入っていたことになります。5mmほどになった結石も、ステントを抜いた方が出やすいだろう、とのことです。
ではやっていただきましょう。


診察室の横にある処置室で行います。ステントを入れたときとは別の部屋です。

まず、ズボンを脱いで、使い捨てのズボンに履き替えます。前は開きっぱなしです。ステントを入れたときは診察台に寝かされたのですが、今回は散髪屋のイスみたいなものに座らされます。足を開いて固定し、背もたれを倒します。
カーテンで腰から下を遮られるので、入れたときと同じく、実際の作業を見ることはできません。やっぱり見ない方がいいモンなんですか? と看護師さんに聞くと、でもモニターが見えるから、ホラ! と、カーテンを少し開けてくださいます。そうですね、ありがとうございます。

まず消毒。ごめんなさいね〜とゴシゴシしてくださいます。こちらこそ何度もごめんなさい。ゼリー状の麻酔薬を尿道から押し込みます。過去に経験済みですが、やっぱりちょっと痛くてキモチワルイです。痛み止めの座薬は? と聞くと、今日はないのだそう。つまり、すぐ終わるのと、それほど痛くないということのようです。

尿道へ、おもむろに内視鏡を突っ込みます。むにゅっ。妙な感じ…というより前に、映し出されたモニターに興味をひかれます。おお、これは…。内視鏡が尿道を進んでいく様がわかります。まるでミクロの決死圏です。
ここ、ちょっと痛いですよ〜我慢してくださいね〜と言われたところはたぶん、膀胱と尿道の境目でしょう。キュッと閉じられたようになっていて、おしっこを我慢するときは、きっとここに力を入れるのでしょう。

そこをズブリと突き抜けるとき、確かに痛いのですが、前に経験しているのと、なんとなくいろいろ慣れたので、今や騒ぎ立てるほどのものではありません。痛いのは痛いですが。
内視鏡の前に膀胱内の2本のステントが現れます。ステントを入れたときは、さらに腎臓まで内視鏡を突っ込んだはずですが、今日は膀胱まででいいみたいです。

ステントをハサミのようなものでつかんで引きずり出す、という寸法のようです。UFOキャッチャーみたいなかんじ。
2本まとめてつかもうとします。いちどに抜いた方が苦痛が少なくて済む、ということのようですが、うまくいきません。結局1本ずつになりましたが、お気遣いありがとうございます。
1本つかんで、抜きます。抵抗感とか痛みとか何もなく、スルッと抜けます。拍子抜けです。ハサミをもういちど戻しますが、それもそんなに痛くはありません。

もう1本を捉えようと内視鏡をぐるぐる動かします。膀胱の内側が見えます。血管が透けて見えています。表面はつるりとしていて、我ながら健康そうです。たぶん中は尿で満たされているのでしょうが、透き通っています。よかった。これがもしドンヨリ濁っていたら恥ずかしい場面だったでしょう。

もう1本もつかんで、えいとばかり引き抜きます。終了。5分くらいでしょうか? そういえば音楽はかかっていませんでした。


おつかれさまです、痛かったでしょう? と気遣ってくださいます。いえいえ、入れるときに比べれば、なんてことはありません、と強がっておきました。でも痛いのは痛いですよ。

すでにゴミ箱に捨てられていたステントを見せてもらいます。思っていたより短くて柔らかい。シリコン的な材質なのでしょうか。
長く入れておくと、表面に結石が付着する、とメディコンの「尿管ステントを留置される方へ」という冊子に書いてありましたが、4ヶ月も入っていた割に、きれいなモンです。
一般的に、ステントを入れておけるのは3ヶ月ほどらしいのですが、看護師さんに聞くと、これも人によるそうで、どうやら私は、中身はキレイであったようです。

では、ステントさん、今までありがとう、サヨウナラ。

結石を出やすくする薬・ウロカルン錠 そんなのあったンですね…

右腎臓に残った5mmほどの結石。これを出やすくする薬を処方してもらいました。
結石を柔らかくしてくれるンですか? と問うと、イヤイヤ、違う、尿管を蠕動させて、排石を促す薬だ、と説明してくださいました。
薬でそんなことができるんですね。すごいです。

ウロカルン錠225mg、1回2錠、1日3回、35日分、210錠[結石の排出を促す]
コスパノン錠80mg、1回1錠、1日3回、35日分、105錠[痙攣性の痛みをとる]

ということです。量が多いので驚きました。これではまるで病人です。


ところで、5mmの結石というと小さいようですが、改めてものさしを見てみると、意外な大きさにおののきます。
いままで出てきた結石は、大きくてもせいぜい1mm程度でした。1mmでも小さく抵抗感はあったので、それが5mmになるということは…かなり痛いのではないでしょうか? ちょっと怖くなってきました。

尿に血が混じって痛いですが、これも今なら耐えられます

1回目の排尿:やや抵抗感と痛み。血が少々。この程度で済めば可愛いモンです。

2回目の排尿:少し時間が開いたので、血が溜まっていたのでしょうか、鮮やかな血尿。変な言い方ですが、きれいな色です。
PNL手術の入院7日目で見られたのと同じく、「レバー」と通称される血の塊が出てきて、そのときやや抵抗感と痛みがありました。でも大きいものではなかったし、(少したじろいだものの)いろいろ慣れてはいたので、我慢できる範囲でした。なんでも経験しておくものです。

3回目の排尿:抵抗感と痛み少々。血も少々。

4回目の排尿:血も痛みもほぼ無くなりました。

ステントがなくなるとスッキリする、ということもありません

ステントがなくなって、特にすっきりした、ということもありません。逆に、長く入っていた右の尿管の方には違和感があるくらいで、妙な感じです。もしかしたら抜いたときに傷がついたのかもしれません。もしくは、さっそく石が降りてきているのかもしれません。
どっちにしろ意識しなければなんともないですし、もともとこれが正常ですし、そのうち気にならなくなるのでしょう。