【痛風・結石の合併】手術前、医師からの説明。経皮的結石除去術(PNL)を行うことに

病院の待合

痛風日記番外・結石死闘編』続いています。

〜前回まで〜
痛風の検査でCTスキャンをかけてもらったら、腎臓に大きい結石が見つかりました。腎臓から尿管へつながる辺りに結石がへばりついて尿がほぼ流れておらず、しかもそれが両方の腎臓にあったのです。こりゃあヤバいということで、まず尿の流れを確保するためにステントという管を左右の尿管に突っ込んでみたところ、右は入ったものの左は結石が邪魔して入らなかったので、じゃあ内視鏡手術で取っちゃおう、ということになっています。
果たしてtoo-fooの運命やいかに…てなかんじです。

経皮的結石除去術(PNL)を行うことになりました

結石を取り除く方法としては、大きく3つあります。

  1. 体外衝撃波結石破砕術(ESWL)〜体外から衝撃波で結石を砕く
  2. 径尿道的結石除去術(TUL)〜内視鏡を尿道から入れてレーザーで砕く
  3. 経皮的結石除去術(PNL)〜腰のあたりを小さく切開して内視鏡を挿入し、結石を砕く

1.→2.→3.の順で体への負担や感染症などのリスクが高くなっていきます。
私としては全身麻酔で内視鏡を突っ込むという2.(TUL)と3.(PNL)は何だか怖いので、衝撃波の1.(ESWL)にして欲しかったのですが、結石の大きさや位置などから無理らしく、2.(TUL)か3.(PNL)のどちらかを行うことになっていました。

少なくとも2.(TUL)なら体を切ることもないので、せめてそっちにしてよ、と思っていましたが、説明によると3.の(PNL)にするということでした。あらら…少しがっかりですが、まあ仕方ない。
3.の(PNL)をおこなったときの体への負担や感染症などのリスクと、尿管の入り口を結石がふさいでいるというあまりない状況で2.(TUL)を行うリスク(成功率?)とを比べた結果、3.(PNL)の方が総合的にみてリスクが低い、ということになったようです。そういうことならぜひ、成功する方でお願いします。

腎臓は出血しやすい

結局、背中を少し切って腎臓へと内視鏡を入れ、結石をレーザーで砕いて取り出す、ということになりました。ちょっと大仰に感じますが、昔は手術というとおなかを開いて結石を取り出していたそうなので、それに比べればはるかにマシです。とはいえリスクはあるので、その説明を受けます。

熱が出たり、輸血した場合は妙な病気に感染するリスクがあったり、悪い状況が重なれば腎臓を摘出しなければならない可能性があったり、最悪死ぬとは言われなかったと思いますが、あったかもしれません。どんな小さな可能性でも患者に伝えておかないとダメらしいです。何かあったとき訴訟のリスクもあるのでしょう。細かく説明されますが、細かいところは忘れました。

腎臓は出血しやすく、内視鏡の前がその出血で見えなくなることがあり、そのときは手術を中断して1週間ほど待ち、出血がおさまってから再度手術するそうです。というか、そうなる可能性が高いらしく、入院は2週間ほど見て欲しいといわれました。2回も手術するのか…しかも2回目までは背中に管が入ったままだということで、少しギョッとします。なんだか気持ち悪いです。再手術のときはその管から内視鏡を入れる?ので出血はない(少ない?)とのことです。

いろいろリスクなど理解した上で手術に同意する、という書類にサイン。まあ、じたばたしても意味はないので流されるままに。

目標→尿管をふさぐ結石(大)の除去

今回の手術の目標は、腎臓にへばりついて尿管を詰まらせている大きい結石を取り除くこと。最低これさえ取れれば、次は2.の(TUL)も行えるようになるし、無理してその他の石を深追いしなくてもいいわけです。なるほど。

いずれにしろ先は長い…明日は入院です。