【痛風・結石の合併】ESWL入院 1回目-①〜体外衝撃波結石破砕術(ESWL)で1泊2日

心電図

体外衝撃波結石破砕術(ESWL)はそれなりに痛いらしい

左腎臓の経皮的結石除去術(PNL)の手術から3週間ほどたちました。今度は右の腎臓、体外衝撃波結石破砕術(ESWL)です。1泊2日ですが再び入院です。

ESWLは体の外から衝撃波で結石を砕くので、痛くないらしい、と前に書きましたが、その後、ネットで先輩方のブログを読ませていただくと、全く無痛ではなく、それなりの軽い痛みはあるということがわかりました。痛み止めの座薬や点滴もあるようです。中には術後、激痛がおこって大変だったというものもあって、少し身構えます。

果たしてどれくらいの痛みがあるのでしょうか?ビビリの私はすでにドキドキしています。

入院受付

10:30 前回と同じく入院受付から。続けて薬剤師さんに薬のアレルギーとかを聞かれるのも同じです。痛風の薬トピロリックを薬剤師さんに一旦預けます。今回の入院で使う薬と一緒に飲んでも影響はないらしいですが、病院側で管理するみたいです。病棟へ向かいます。

懐かしの病棟

10:45 病棟は前と同じ泌尿器科の病棟です。見知った方もおられます。前と同じく身長、体重、血圧を測り、病室へ。案内されると前と同じ部屋でした。また戻って来たなあ、となんだか感慨深い?ものがあります。

11:00 持ってきた寝巻きに着替え、レントゲン撮影へ向かいます。

11:15 病室へ戻り、看護師さんより今日、明日の流れの説明を受けます。先ほど自前の寝巻きに着替えたのですが、病院の寝巻きに着替えさせられます。なんだ、そんなのがあったのか、持ってきて損した、と思いますが、検査着というタテジマのそれは、終わったらまた着替えるのかも。

11:30 薬剤師さんが来られて抗生剤をもらいます。今日を入れて3日分。セフジニルカプセル100mg。前のPNLのときは同じ抗生剤でもセフカペンピボキシル塩酸塩錠100mgという薬でした。病状や患部の場所に合わせて薬は変わるそうです。いろいろ難しいものです。

11:40 点滴をつけます。点滴台とも再会。明日まで連れて歩かないといけません。早く自動運転の点滴台を作って欲しいものです。絶対売れると思う。ソルアセト500mg。ESWLが終わるまで食事ができないので、水分補給のためらしいです。でも水は飲んでもいいので、それって意味があるのでしょうか?栄養も入っているのかな?痛み止め的な点滴は使わないそうです。痛みが起こった時は別にして。

外は雪がちらちら降っています。部屋の中から見る雪や雨は好きです。

12:50 痛み止めの座薬を入れて、ESWLに向かいます。徒歩です。

ESWLはそこそこ痛かった

13:00 ESWLの処置室へ入ります。ドキドキします。台の上へ仰向けに寝ます。心電図の吸盤を胸にふたつ、脇腹にひとつ付けます。腕に血圧測るやつをベリベリっと巻きつけます。10分ごとに自動で測ってくれるそうです。きっと私のビビり具合が機器に現れていることでしょう。

これから3,000〜4,000発の衝撃波を当てるとのこと。機械はシーメンス。技師さんが突然音楽をかけてくださいました。ステント入れるときも、PNLの手術室でもかかってましたが、これは決まりなのでしょうか? リラックス効果なのか? オルゴールが鳴ってるような音楽でした。

体と機械の位置を調整します。台の右脇腹あたりをカパッとはずします。これで機械が体を上下から挟めるようになります。背中側にローションみたいなのを塗られて機械の一方がペタッと押し付けられます。でっかい吸盤みたい。直径20cmくらいでしょうか。その上で体を台にきつく固定します。おなか側に厚めにタオルを被せてラチェットみたいなやつできりきり締め上げます。どんなことになっているのかと頭をもたげると動くなと言われます。スミマセン。これで呼吸などによる小さな体の動きも抑えて、衝撃波がピンポイントで正確に結石に当たるようにします。ここまで準備に15分くらい。

13:15 始めます、と声がかかり、機械がパチン、パチン、と鳴り出します。静電気がパチッと鳴るような音。もしくは落語の見台を扇子でパチンと叩くような音。パチンひとつが衝撃波ひとつ。その度に背中がちくり、ちくりとします。他の方がブログで書いておられましたが、「輪ゴムでピシピシ弾かれるような」感じです。納得。

ちょっとずつ強くしていく、と言われます。すると、なんとなく尿管に入っているステントに響くようで、少しだけ鈍く痛み始めます。技師さんに聞くと、衝撃波は範囲は点だけど、かなり強いものらしくて、骨が砕けるくらいには強いらしいです。結石がそれだけ硬いということでしょうが、それほどの強い衝撃波なので、それは当然体の内側にも響き、それが痛みになるらしいです。響き方や痛みの出方は人によって違うそうで、結石の位置によっては骨に直接響いてすごく痛いらしいです。

衝撃波が強くなり、結石を砕いているのか腎臓の内側にもチクリ、チクリと痛みがおきます。全然平気というほど弱くなく、耐えられないほど痛くもない。尿管ステントあたりの鈍い痛みにも強弱の波があり、不快といえば不快で延々続くとゲンナリしてきます。

14:00 終了。ほっとします。3,500発撃ったそうです。あまり多く撃つと腎臓を傷つけるので、ホドホドで止めるらしいです。その限界が4,000くらいのようです。

初めから言われてはいましたが、全部は砕けていないだろうとのことです。明日レントゲンを撮るのですが、そこではまだどれだけ結石が砕けたかは解らなくて、2週間後のレントゲンでようやく解るらしいです。

体にはパチパチ撃たれた痛みの名残がありますが、それ以上のものはありません。3時間は安静ということで、車椅子に座らされて病室へ戻ります。

結論:ESWL、思ってたよりも少し、痛い。

動画があったので(しかもシーメンス)貼り付けておきます。こんな音です。

砕けた石が、いきなりザラザラでてくる訳ではない

14:15 病室で点滴を付け替えます。ソリューゲンG注500mL。自前の寝巻きに着替えなおします。タテジマの検査着は、やっぱり施術の間だけでした。

15:10 血圧測定。背中を見てもらうと一箇所内出血があるらしい。そういえば技師さんも内出血することがあるって言ってました。あれだけしつこくされたら内出血ぐらいあるでしょう。

17:20 もう歩いていいとのことで、トイレに行ってみます。さぞや砕けた石が出てくるのだろうと思ってましたが、なんとゼロ。それほど砕けていないのかしら? 色は血が混じってそこそこ赤くなっていました。

17:40 夕食。念願の豚肉メイン!…ではありませんでした。次回に期待。

18:20 点滴終了。針も抜いてもらいます。今回は半日だけでした。点滴台よ、また会う日まで。

18:50 尿に石が混じっていました。しかし3粒のみ。まだまだこれからでしょう。血は薄くなっていました。

20:50 排尿。石なし。赤みもおさまる。

22:00 検温、血圧。

22:10 排尿。石なし。赤みなし。