昨日、お酒を飲み過ぎてしまいました。今日が痛風外来の日なので、控えたかったのですが、ついつい…今日の尿酸値、もしかしたら上がってるかもしれないなあ、と思いながら、病院に向かいます。
現在、痛風で通院中ですが、痛さとか緊張感とか、とうに喉元を過ぎてしまったので、病気に対する気持ちは、かなりだらけています。今後、なにか面白い?展開はないものか、と考えてみるのですが、あるとすれば、痛風発作を再発させるくらいでしょう。それは絶対に嫌ですが。
おそらく、これから新しいことは起きないでしょう。今後は病院に行って、薬の処方箋をもらって帰るだけになります。
薬は、先生のプランを元に、トピロリックを少量から始めています。あとは尿酸値を見ながら、薬の量を増やすタイミングをじっくり見極める、ということでしょう。
その尿酸値です。前回は、トピロリックが効いたのか、お酒を控えていたのが良かったのか、はたまた両方がうまく作用したのか、数値は5.9mg/dLでした。
痛風治療では尿酸値を6.0mg/dL以下にするのがひとつの目標なので、早々に達成できてしまった訳です。
なんだ余裕だな、と思っていたのですが、今回測ってみると、なんと8.6mg/dLに…上がりすぎです。先生もヘンに思ったらしく、今朝も薬飲んできた? と疑われました。
いや飲んできましたよ、と、ややうろたえながら答えはしましたが、昨日お酒を飲み過ぎまして、とは伝えませんでした。スミマセン、ちょっと恥ずかしかったので。
アルコールを摂ると、尿酸値が上がります。その仕組みは「尿酸増加の原因:補足」でまとめた通りですが、体の中ではこうなっているそうです。
↓
アルコールの代謝
↓
アデニンヌクレオチド(プリン体の一種)の分解促進
↓
尿酸増加
↓
尿酸値が上がる 【尿酸産生過剰】
尿酸はプリン体が分解されてできるのです。これだけではなく、同時に、
↓
血中の乳酸の増加
↓
尿酸の体内への再吸収増加
↓
尿酸の排泄低下
↓
尿酸値が上がる 【尿酸排泄低下】
ということも、起こるそうです。
アルコールによる尿酸値の上昇が、どれくらいの時間続くのかよくわかりませんが、昨日飲んだお酒が、今日の尿酸値に影響を与えるというのは、ありそうです。
尿酸値は、薬の量も含めて治療方針を決める大切な判断材料です。それを、下らない一時の楽しみのためにムチャクチャにするなんて、お話になりません。言語道断。気を抜きすぎです。
今回の尿酸値は、おそらくお酒の影響を受けているので、本来の数値を示していないはずです。お酒を抜いて、何日かあとにでも測り直せば、ちゃんとした数値が出せるでしょう。
でもそのためだけに採血してもらうのもナンだし…献血にでも行けばいいのかな?
そういえば、結石で入院したときに何度か採血しているので、そのときの尿酸値を教えて貰えばいいかもしれません。そっちはありのままの数値のはずです。
しかし今思いましたが、あっちの病院で血液検査の結果をなんにも教えてくれないのは、なぜなのでしょう? 数値がわかったところで、読み解き方をほぼ知りませんし、別に困りはしないのですが、なんとなく気になります。今度行った時聞いてみます。