《痛風外来》01〜ナゼ上がる?尿酸値の怪

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あの激痛・痛風発作から初めての病院です。あれからふた月半くらいたってしまいました。今さらですが、期待と不安?を抱きながら病院へ向かいます。

今回お世話になるのは「痛風外来」です。専門の医師の診察を受けられるということで、とても楽しみ?です。

病院で受付を済ませ、採尿、採血、その後に診断という流れになります。
素人的によくわかりませんが、尿酸クリアランス検査みたいな、それっぽい検査をして頂けるのかと期待していたのですが…ないみたいですね。残念。

1時間ほどで検査の結果が出たようです。痛風外来で先生の診断を受けます。
いつも気になる尿酸値。当然基準の7.0以下でしょう。どれだけ下がってくれたのでしょうか…

尿酸値:7.8mg/dL

でございました。

えっ!…ひと月前9月23日の健康診断では6.9だったのに…増えたというのか!
尿酸値の意外な結果に動揺する私に対し、先生は冷静でした。

「尿酸値、たいして高くないですね!」

えっ!…そうなんですか?二度びっくりです。

先生曰く、尿酸値が7.0より高い状態が何年か続き、尿酸塩が溜まりに溜まってから起きるのが痛風なのに、例えば1年半前の私の尿酸値は6.4。全くの正常値。ひと月前は6.9。今日計った7.8も驚くほど高い数値ではない。症状から見て痛風と思われるが、尿酸値の動きからすると断言しにくい。もしかしたら痛風ではなく「回帰性リウマチ」の可能性が無きにしも非ず…と。

えっ!まじですか…三度目のびっくりです。なんだかモチベーション下がり?ます。

…でもまあ痛風だろう、という判断に落ち着きました。人によってパターンも違うのでしょう。
とりあえずお薬処方して頂きました。ナイキサン。非ステロイド抗炎症薬とかいうやつです。発作時の痛み止めです。今や痛みは95%無いのですが、指示に従います。次の発作にも使えるので安心です。

ナイキサン

尿酸値増減の理由もよくわかりませんし、まあ様子を見てひと月ほど後に再度検査ということになりました。
痛風のベースである「高尿酸血症」状態であるならば、尿酸産生過剰型か、尿酸排泄低下型かを見極めなければいけません。それも次回のようです。

先生は「次までは普通に、食べ物なんかもお酒なんかも普通に暮らしていいですから!プリン体とかあんなのいいから!別に気にしなくていいから!」
みたいなことを仰って下さいました。
『痛風はビールを飲みながらでも治る!』という本を書かれた納光弘氏タイプかと存じます。
今回の私の尿酸値を踏まえてのご発言と存じますが、いち患者としては心強い言葉でした。

次まで頑張ろうと思います。

そういえば、痛風発作発症時のアルコール摂取量についてお伝えするのを忘れていました。今は痛風が怖くてかなり減らしたので…当時の尿酸値高騰の一因になっていたのでは?と思っているのですが。

次に確認したいと思います。

ここで一句。

油断した 心の隙間 はい痛風

(少しは気にして暮らします)