痛風は非常に痛い病気です。曰く「ペンチで骨をはさまれるような」とか「焼けた火箸でえぐられるような」とか「溶けた鉛を傷口に流し込まれるような」とか表現がそれぞれ拷問レベルです。
痛風は高尿酸血症を下地にして、体内の尿酸が増えすぎた状態が長期間続くとおこります。痛風発作がおきるとき、体の中ではなにがおこっているのでしょうか?ここからは「痛風発作」がおきるメカニズムを中心に、
・痛風がおきるしくみ
・痛風がおきるきっかけ
・痛風発作がおこりやすい場所・時間帯
・痛風になりやすい人
・痛風の症状と応急処置
・痛風と間違えやすい病気
などについてまとめていきたいと思います。
痛風発作がおきるしくみ
血液中の尿酸が何らかの理由によって増え、その量が7.0mg/dL以上の状態を高尿酸血症といいます。この高尿酸血症が痛風の基礎になりま...